有名な画家の絵画が超高額で落札されたというニュースが世界を駆け巡ることがあります。
さて、絵画購入の意義とはなんでしょうか。
まず、画家の収入を保障することにあります。
画材やモデル、画家は絵画を描くために相当の時間と経費をつぎ込んでいます。
その結晶として産み出された絵画が一銭にもならなかったら、画家は絵画を描き続けることができなくなります。
購入する人があって初めて、画家は芸術活動を継続することができるようになるのです。
次に、投資をすることにあります。
銀行にお金を預けていても1年に1パーセントも利子がつかない超低金利時代です。
アベノミクスによって物価は上昇することになります。
また円安がそれに拍車をかけています。
実質的には微々たる利子は資産の減少を意味するわけです。
そこで、将来価値が出そうな絵画を購入しておいて、価格が増加したときに手放すという方法をもって、自己の資産を運用するというのは、賢いお金の使い方といえます。
絵画の価値が上がるというのは、画家の価値もあがることも意味するので、決して芸術を利用していることにはならないと考えられます。